箔貼りの作業において、箔の質感が ほんわかあったかい気持ちに させてくれる時がある一方で、また とても冷たくも感じさせる事があります。

それほどまでに 表現の幅が広いように思えます。特に 金、銀、砂子を蒔いている時は、まさに即興で音楽を奏でるように、

心や体が 動いての作業が必要となり、その時の心持ちが怖いほどまでに そのまま表れ、箔の見え方は 全く変わります。

その姿は、とても 静かな気持ちに させてくれたり、または 晴れ晴れとした気持ちにも させてくれたり、頼もしい豊かな演出をしてくれます。