人類が生まれ、生きていく上で木を用いて道具を作り 生活してきたことを想像します。

身体を最大限に工夫し、木を裂き、折り、鋭くした石を用いて木を削り、

発明した金属の素晴らしさに興奮し、砥石で研いだ刃先とその切れ味に感激し‥

 

その度に目を輝かせ高揚した姿の人類が見えます。

日々驚きと感激に満ち溢れていたことと思います。

 

今、たくさんの道具や 数多くの素材に溢れているこの時代ではありますが、

この木でまだ どんな生き生きとした道具を作り、

形を生み出し 新たにワクワクできるのか、

 

さらには忘れかけた木の持つ感覚を呼び出せるのかが、楽しみであります。

 

工房201番  湊 恭太