木工


人類が生まれ、生きていく上で木を用いて道具を作り 生活してきたことを想像します。身体を最大限に工夫し、木を裂き、折り、鋭くした石を用いて木を削り、発明した金属の素晴らしさに興奮し、砥石で研いだ刃先とその切れ味に感激し‥

 その度に目を輝かせ高揚した姿の人類が見えます。日々驚きと感激に満ち溢れていたことと思います。

 今、たくさんの道具や 数多くの素材に溢れているこの時代ではありますが、この木でまだ どんな生き生きとした道具を作り、形を生み出し 新たにワクワクできるのか、さらには忘れかけた木の持つ感覚を呼び出せるのかが、楽しみであります。